ネット銀行の手数料無料プログラムを攻略!ATM15回・振込13回が毎月無料になる方法を解説

我が家ではネット銀行を活用し、ATM利用手数料と他行宛振込手数料を毎月無料にしています。

手数料無料回数(5月まで)
  • ATM利用手数料・・・毎月12回まで無料
  • 他行宛振込手数料・・・毎月12回まで無料

利用している住信SBI銀行の手数料無料プログラムが変更となるため、6月からは上記の条件がさらに良くなります。

手数料無料回数(6月以降)
  • ATM利用手数料・・・毎月15回まで無料
  • 他行宛振込手数料・・・毎月13回まで無料

昨年の秋に東京に赴任する前までは地元の地方銀行を長らく利用してきました。

しかし東京勤務が決まったため、赴任前にネット銀行を開設し、利用することにしました。

利用している銀行は住信SBIネット銀行と楽天銀行で、2行合わせてATM毎月12回(6月から毎月15回)、他行宛振込毎月12回(6月から毎月15回)の無料回数を獲得しています。

今回は、我が家がどのようにして利用手数料無料を獲得しているかについて、解説していきます。

目次

住信SBIネット銀行の優遇条件

住信SBIネット銀行はネットバンキングのページデザインが見やすく使いやすいためお気に入りです。

スマートフォンの生体認証を利用するセキュリティシステム、スマート認証NEOも安心感があります。

また普通預金口座の中に目的別に資金を振り分けられる目的別口座というサービスがあり、生活資金・貯蓄資金・投資資金などを目的別に残高管理したい家計には非常に重宝します。

住信SBIネット銀行のスマートプログラム

住信SBIネット銀行ではスマートプログラムというサービスプログラムの中で、ユーザーのランキングに応じて手数料無料回数やポイント付与サービスが行われています。

ランキングは普通預金口座の残高や銀行の各種サービスの利用状況により決定されます。

スマートプログラムのランキングはスマプロランクと略称されています。

我が家はスマプロランク3

我が家ではスマプロランク3に該当する利用状況です。

スマプロランク3で受けられる優遇は以下の通りです。

住信SBIネット銀行・スマプロランク3の優遇内容
  • ATM利用手数料・・・毎月7回(10回)まで無料
  • 他行宛振込手数料・・・毎月7回(10回)まで無料

(括弧内は6月以降の優遇回数)

楽天銀行と合わせなくてもこれだけでも十分と言えるような回数を付与されていますね。

スマプロランクの判定条件について

住信SBIネット銀行のスマプロランクは預金残高や銀行のサービス利用状況によって決定します。

我が家がスマプロランク3に該当している条件について解説します。

スマプロランク2以上の獲得にはスマート認証NEOの登録が必須

住信SBIネット銀行では今年の4月より、スマプロランク2以上を獲得するためにはスマート認証NEOの登録が必須条件となりました。

スマート認証NEOとは
  • 住信SBIネット銀行が提供しているセキュリティサービス
  • 銀行のオンラインシステムへのログインや振込の承認にスマートフォンの生態認証を活用(PINコードも利用可)

僕の個人的な感想ですが、認証速度も迅速でストレスもなく、銀行のスマートフォン用アプリ1本のインストールで可能なので気に入っています。

なお、ゆうちょ銀行など、認証だけにしか使わない専用アプリが必要な銀行もあります。

ちなみに僕の場合はiPhoneのTouch IDを利用した認証です。

住信SBIネット銀行スマプロランクの判定条件

さて我が家の具体的な該当条件については以下の通りです。

我が家のスマプロランク3該当条件
  • 給与振込口座に設定
  • 外貨預金月末残高あり
  • SBIハイブリッド預金月末残高あり

給与振込口座を住信SBIネット銀行に設定しています。

また、趣味の範囲で米国個別株投資をしているので外貨預金も常に持っています。

ちなみに住信SBIネット銀行は円ドルの両替手数料がめちゃくちゃ安いので非常にオススメです。

SBIハイブリッド預金とはSBI証券の買付余力に即時反映される預金のことで、住信SBIネット銀行との間での資金移動が手数料無料かつ非常に迅速に可能なためとても便利なサービスです。

SBI証券を利用している方なら絶対に登録したほうがいいサービスです。

また、普通預金残高に依存せず無料回数を獲得できているため、住信SBIネット銀行の普通預金は少額のみ入れておき、後述しますが生活資金のほとんどを楽天銀行に集めています。

上記の通り無駄なサービスを利用・登録することなく手数料無料回数を獲得しています。

上記の他にも、以下のいずれか1つに該当するだけでスマプロランク3を付与されます。

スマプロランク3該当条件
  • 預金月末残高300万円以上
  • 住宅ローン月末残高あり
  • ロボアドバイザー資産運用月末残高100万円以上

上記と見比べると我が家がいかに効率的にスマプロランク3を獲得できているかお分かりいただけるかと思います。

住信SBIネット銀行スマプロランクの判定時期

スマプロランクの判定時期は月末、判定月の翌々月よりスマプロランクが反映されます。

3月末の判定は5月に反映され、4月末の判定は6月に反映されるといった感じです。

判定から反映までが少し時間が空くという印象ですね。

楽天銀行の優遇条件

我が家では住信SBIネット銀行に加えて楽天銀行も活用しています。

楽天証券との間で資金を移動できるマネーブリッジを登録することで普通預金利息が0.1%になる点がお気に入りです。

楽天カードの決済口座に登録し決済することでポイントが付与されるといったメリットもあります。

ネットバンキング画面の使い勝手やデザインなどは住信SBIネット銀行に軍配が上がりますが、スマートフォン用アプリについてはそこそこの使い勝手とデザインだと思っています。

なお楽天銀行の普通預金利息の計算方法についても紹介しています。

楽天銀行のハッピープログラム

楽天銀行ではハッピープログラムというサービスプログラムを展開しています。

これも住信SBIネット銀行と同様に、ユーザーのランキングに応じて手数料無料回数やポイント付与サービスが行われています。

我が家はVIP

我が家ではVIPに該当しています。

楽天銀行ハッピープログラムのVIPが受けられる優遇条件は以下の通りです。

楽天銀行・ハッピープログラムVIPの優遇内容
  • ATM利用手数料・・・毎月5回まで無料
  • 他行宛振込手数料・・・毎月3回まで無料

住信SBIネット銀行に比較して少し見劣りする内容となっています。

ハッピープログラムの判定条件について

ハッピープログラムの判定条件については、住信SBIネット銀行のスマートプログラムに比較してシンプルです。

スーパーVIP、VIP、プレミアム、アドバンスト、ベーシックの5階層ですが、ほぼほぼ普通預金残高のみで捉えることが可能です。

楽天銀行ハッピープログラムの判定条件

ハッピープログラムの各階層の判定条件と優遇サービスは以下の通りです。

判定条件ATM利用手数料
無料回数
他行宛振込手数料
無料回数
楽天ポイント
獲得倍率
スーパーVIP預金残高300万円以上
または対象取引30件以上
7回/月3回/月3倍
VIP預金残高100万円以上
または対象取引20件以上
5回/月3回/月3倍
プレミアム預金残高50万円以上
または対象取引10件以上
2回/月2回/月2倍
アドバンスト預金残高10万円以上
または対象取引5件以上
1回/月1回/月1倍
ベーシック1倍

マネーブリッジを利用し楽天銀行の普通預金利息が0.1%を超えているので運用資産を除いて生活資金と生活防衛資金は楽天銀行に集めています。

資産運用世帯・個人投資家世帯にとっても、安全資産の比率と金額を考慮すると普通預金残高100万円以上というのは無理をすることなくクリアできる水準です。

現金を厚めに持っておくべき世代になってきたら300万円以上入れてスーパーVIPを目指しても良いと思います。

ちなみに「対象取引」というのはハッピープログラム対象取引として色々あるのですが取引件数が多いため労力に見合わないので今回は割愛します。

楽天銀行ハッピープログラムの判定時期

判定時期は毎月25日の終了時点(25日23時59分)で、付与日は翌月1日です。

5日ほどで更新されるので住信SBIネット銀行に比べて反映がかなり迅速ですね。

まとめ:各銀行のプログラムに応じた最適の行動でベターな条件を獲得

以上、我が家がATM利用毎月12回(6月以降毎月15回)、他行宛振込毎月12回(6月以降毎月15回)の手数料無料回数を獲得している方法について説明しました。

ポイントとしては、各銀行のプログラムに応じた最適の行動をとることです。

住信SBIネット銀行と楽天銀行のサービスプログラムのランク条件をざっと眺めると以下の傾向を読み取ることができます。

  • 住信SBIネット銀行は預金残高はあまり重視していないが、住宅ローンや投資商品を利用してほしいと考えている傾向あり
  • 楽天銀行は普通預金残高をかなり重視し、かつ楽天カードとの組み合わせによる顧客囲い込みも重視している傾向あり

楽天銀行は後発ですし普通預金残高をできるだけ多く積み増したいフェーズにあるのだと考えられます。

一方、住信SBIネット銀行は次のフェーズに移行している感がありますね。

楽天銀行により多くの普通預金を移し高金利を享受しつつハッピープログラムの高ランクを獲得、一方住信SBIネット銀行では最小労力で高ランクを獲得という感じです。

クレジットカードやポストペイサービス、QRコード決済サービスなどの進展で現金の存在感は減ってきています。

しかし未だに地方の商店や医療機関、行政サービス窓口では使えるのは現金のみ。

減ったとはいえ、ATMを利用する機会はまだまだあり、手数料無料でATMを利用できるサービスは貴重といえます。

1回の金額は少額ですが、このような細々とした支出に気を配ることも大事です。

価値を感じることには高額でも支払い、価値を感じないことには少額でも支払わないという価値観ですね。

それでは、また。

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