立春も過ぎて今日も日中は非常に暖かく過ごしやすい陽気の一日でしたが、今日はやや季節外れ感のある英国Dimplex社の「オイルフリーヒーター」をご紹介してみたいと思います。
というのも実は我が家で購入した同社のオイルフリーヒーターに初期不良があり、それについて代理店に問い合わせをしたところ、非常に迅速かつ円滑な対応をしていただいたので嬉しくなってブログに書いてみようと思ったというわけです。
問題のDimplexのオイルフリーヒーターは昨年の12月に初めて購入したのですが、操作部のタッチパネルに起因すると思われる以下のような不具合がありました。
我が家で購入したのはON/OFFタイマーが設定でき、省エネ運転モードが設定できる高機能版のB05という機種。
夜寝ている間とか仕事で外出している間とかに勝手に運転を開始して部屋を暖めていることがあるため、電源をOFFにしたらコンセントを抜いていました。
つまり、せっかくの売りであるON/OFFタイマーを活用せずにいたのです。当然廉価版より高いのに付加機能を活用できずにいて、勿体無い感じでした。
初期不良かなと思いはしましたが、忙しさにかまけて販売店にも輸入代理店にも特に連絡を取らずに放置していたのですが、忙しさもひと段落したこともあって重い腰を上げて代理店の問い合わせフォームからメールを送ってみたら、あっという間に返品交換が決まり、問題が解決しちゃったというわけです。
ある日の午前中にメールを送ったら13時過ぎに代理店の担当者から電話があって、返品交換が決まり、その週末には交換品が届いて交換となりました。あっという間の対応でした。
めちゃくちゃ対応早くてびっくりしてるんですけど、もしかして何件も同じような不具合があるんでしょうか?
いえ、お客様ご報告の症状は非常にレアなケースで、あまり聞いたことがありません。
私が対応するのは2件目、聞いたことあるケースも片手で数えられる程度です。
そうなんですね。ということはまた交換品で同じような症状が出てるというのは考えにくい、と思ってて良いですか?
そうですね。当社から出荷する商品は全品試運転して問題ないことを確認していますので同じ不具合は発生しないと考えていただいて結構だと思います。
ということで同じ不具合で困っちゃうことは無さそうかな?と安心しています。
輸入代理店の担当者も喋り方や対応はあまり上手な感じではありませんでしたが、受け答えの内容や同社の対応などからは実直さを感じました。
あと、忙しさにかまけて先送りせずにさっさと問い合わせをしておけば良かったと思いました。
Dimplex オイルフリーヒーターとは
Dimplex社とは
Dimplex社、聞きなれない社名ですよね。僕もオイルフリーヒーターの購入を検討するまで知りませんでした。代理店のサイトによると
1961年設立、創立約60年のイギリスを代表する生活家電の老舗ブランド「ディンプレックス」。
世界で初めてオイルヒーターを製造・販売したパイオニアとして知られ、電気暖房器分野において世界最大規模のメーカーであるグレン・ディンプレックス・グループのメインブランドです。
なんと世界で初めてオイルヒーターを製造・販売した会社なのだとか。後述するデロンギよりも先だったのですね。
オイルフリーヒーターとは
従来は筐体内部に媒体として満たされたオイルを温めて循環させ、ヒーター本体の輻射熱で部屋を暖房するオイルヒーターがありましたが、最近ではそのような媒体を使わないタイプのヒーターが登場してきています。
オイルヒーターなら従来もそこそこ知名度があったんじゃないかと思います。
実は僕も当初、オイルヒーターの購入を考えていたのですが、結局オイルを使わないオイル“フリー”ヒーターを購入しました。
ちなみに「オイルフリーヒーター」というのはDimplexの商標なのか、一般名詞としては「オイルレスヒーター」との呼称が使われているようです。
競合メーカー
競合メーカーを見てみましょう。
ぶっちゃけ知名度ではデロンギが圧倒でしょうか。
この分野に参入しているメーカーはそう多くないようです。
Dimplexオイルフリーヒーターを買った理由
続いて、我が家がDimplexのオイルヒーターを選んだ理由は2つあります。
デザイン
デザインは妻の好みで選びました。
僕としてはデロンギの見た目と語感が好きなのでデロンギ推しだったのですが、デザイン面で即却下されてしまいました。笑
でも確かに、本体が白いDimplexの方が我が家のインテリアには馴染むなぁと購入してみてから思います。
価格
価格についてもDimplexはデロンギより一段低い値段で売られていて、この点も魅力的でした。
Dimplexオイルフリーヒーターを買って良かった点
Dimplexオイルフリーヒーターを購入して良かった点は、大きく3つあります。
無風暖房の快適さ
無風暖房がめちゃめちゃ快適
オイルフリーヒーター/オイルレスヒーターは輻射熱と暖められた空気の対流により部屋を温める仕掛けで、本体から送風したりしません。
個人的にエアコンの風が当たるのはとても嫌いなのでオイルフリーヒーターの無風暖房がとても気に入っています。
不思議なポカポカ感
上記に関連する話ではあるので、輻射熱と空気の対流により自然と部屋を暖房するためか、不思議な暖かさがあります。
暖房してる〜っていう実感はないのですが、暖かく、快適です。
エコ性能
我が家はインテリジェント運転モード機能を搭載した B05という機種を購入しました。
これは簡単にいうと、室温を常にモニタリングして出力を切り替え、設定温度を保ちつつ消費電力を抑える運転モードです。
また、Dimplexのサイトによれば、以下の通り他社よりも省エネ性能に優れています。
タッチパネルによる操作性の良さ
B05の操作パネルはこんな感じです。
タッチパネルになっていて操作すると「ピッ」という電子音の応答があります。
写真は操作時の状況で操作してから数秒経つと+ボタン、−ボタン、タイマーボタンと運転モードボタンは消灯します。
大きめのボタンと設定温度の表示は分かりやすく、操作しやすいです。
加飾部がいわゆるピアノブラックになっていて埃が目立つので拭き取りたくなりますが、多分乾いた布やティッシュで拭くと傷だらけになると思うので掃除の際は気をつけた方が良さそうです。
Dimplexオイルフリーヒーターの不満点
暖かさの実感がない
温風が出たりとか電熱線が赤々としてるのが見えるとかでもないので、ちゃんと暖房されているのかどうかはとても分かりにくいです。
なので暖房している実感がなく、ポッカポカで幸せ〜という感じではないです。
なんていうか、部屋から出て廊下に行ったり、別の部屋に移ったりした時に、部屋暖かかったんだなって実感する感じです。
その他の暖房器具に比べて消費電力が多い
省エネ性能が高いとはいえ、エアコンやこたつなどと比較したら比較的消費電力は大きく、電気代は高くなりがちかなという気はします。
ただ、この点はエアコンやファンヒーターなどの温風が吹き出す暖房器具などと比べて快適さが段違いな点を考えると仕方ないかなと思っています。
電源コードが短い
電源コードが1.2mほどしかなく、ちょっと短いです。
一応、メーカーは壁のコンセントから直接電源を取ることを推奨しています。
消費電力が大きく電流も大きいので延長コードが推奨されないという意味だと思います。
なので、設置位置は限定されると思います。
デロンギなどの競合他メーカーの電源コードは1.7mぐらいあるのでそこは明確に劣っている点だと思います。
まとめ
というわけで以上、Dimplexのオイルフリーヒーターのご紹介でした。
温風が吹き出すタイプの暖房器具が苦手な方にはとってもオススメの暖房器具です。
それに今回僕が体験した通り、代理店のカスタマーサービスは非常に誠実・実直な感じがして好感が持てます。
じんわりポカポカ系の部屋で快適に過ごしたい方には本当にオススメの暖房器具です。
それでは、また。
撮影機材
:NIKON D750 + AF-S Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED
NIKON D750 + SIGMA ART 24-105mm F4 DG OS HSM
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