通勤電車の中でやることといえば
- ネットサーフィン
- スマホゲーム
- 仮眠
- 読書
- …etc
最近は新聞を広げている人はあまり見かけなくなった気がします。
僕は通勤の電車の中では朝も夜も読書をして過ごすのが習慣化しています。
去年の秋に赴任した当初は紙の本を読んでいましたが、ハードカバーの本は重かったり、カバンから取り出すのに一苦労だったりで意外とストレスでした。
それらの不満を解消するためにKindle Paperwhiteを購入してみたんですが、そしたら車内での読書ライフの快適さが爆上がりしたのでご紹介してみたいと思います。
Kindle Paperwhiteとは
Kindle Paperwhiteとは、アマゾンが販売している電子書籍の端末、リーダーのことです。
購入した電子書籍データを端末に保存し、画面に表示して読むためのデバイスですね。
アマゾンの高機能電子書籍、それがKindle Paperwhite
Kindle Paperwhiteは高機能な電子書籍です。主に以下のような特長があるのでざっとご紹介します。
紙のような読み心地を実現するE- inkディスプレイを搭載
「反射光」で読ませるE-ink
通常のパソコンやスマートフォンの液晶画面はバックライト方式といって、透過光によって文字や画像を表示します。
一方、Kindle Paperwhiteに搭載されているE-inkディスプレイはフロントライト方式による反射光によって文字や画像を表示します。
人間の脳は文字や画像を透過光でみる場合と反射光で見る場合とで自動的に認知パターンが切り替わることが知られています。
透過光に対する脳の認知パターン
- 脳生理学的には、パターン認識モード
- 心理的には、くつろぎモード
反射光に対する脳の認知パターン
- 脳生理学的には、分析モード
- 心理的には、批判モード
この辺り、リコーさんなども研究しています。
要するに、人間の脳は紙の本を読むときには分析・批判モードですが、液晶ディスプレイを見る場合はパターン認識・くつろぎモードであり、内容をざっくりと把握している、という違いがあります。
そして反射光で文字や画像を表示することによって、あたかも紙に印刷した本を読んでいるかのようような読み心地を電子デバイスのディスプレイ上で実現する技術がE-inkという技術になります。
日光の下でも読書ができる
またKindle Paperwhite、というかE-inkディプレイは日光の下でも普通に読書ができます。
スマートフォンの液晶画面は明るい日中の日向だと暗くなってとても見辛くなりますが、Kindle Paperwhiteはそういうことがなく、強い光が当たるようなシーンでも快適に読書をすることが可能です。
- 電車内や飛行機内で朝日や夕日が背後からディスプレイに差し込むケース
- 休日の自宅バルコニーや窓辺
- カフェのオープンテラス
- 公園のベンチ
- 木漏れ日の下
バッテリーが長持ち
上で紹介したE-ink技術によるものが大きいと思われますが、消費電力がとても少ないためバッテリーが長持ちします。
2週間ぐらい毎日通勤の往復で約1.5時間ずつ読んでも、まだ余裕があります。
「いつ充電したっけ?」なんていうのが通常運行で、バッテリー残量を気にする必要がほとんどありません。
防水機能
Kindle PaperwhiteはIPX8等級の防水機能搭載です。
ですのでお風呂での読書やプールサイドでの読書が可能です。
リゾートホテルのプールサイドでゆっくり読書、憧れますね。
購入モデル
Kindle Paperwhiteには保存容量などの違いによるラインナップがあります。
僕が購入したのもののスペックはこんな感じ。
- ブラック
- 32GB
- Wifi
- 広告なし
書籍だけなら8GBでも十分な容量があると思いますが、僕は余裕をみて32GBを選びました。数千円の違いですし。
また、広告なしモデルを選んでいます。+2,000円のアップチャージです。
その他、接続方法をWifi + 4Gにしたり、Kindle Unlimitedを付加するオプションも選択できます。
Kindle Paperwhiteを購入してよかったこと
次にKindle Paperwhiteを購入してよかったことを挙げていきます。
- 電車内での読書が圧倒的に楽になった。
- 読書に集中できる。
- 省スペース
- 電車内で本を購入できる。
以下、順にご紹介していきます。
電車内での読書が圧倒的に楽になった
本体が軽い
Wifiモデルが182g、Wifi + 4Gモデルが192gと、非常に軽量です。
電車内で小一時間読んでいても疲れることがありません。
ハードカバーを読んでいたころと比べたら格段に楽に、快適になりました。
色々なカバーが販売されていますが、軽さを生かすために簡易なカバーのみ、またはカバー無しで運用するのがオススメです。
コンパクト
サイズは167 mm x 116 mm x 8.18 mmで、iPad miniと同じようなサイズ感でしょうか。
コンパクトなので片手で持つことも可能です。
他人の視線を気にしないで済む
紙の書籍だと、何を読んでいるのか車内の他の乗客にバレバレですが、Kindle Paperwhiteならそういう心配はありません。
それにオフィスのデスクに無造作に出していても、何を読んでいるか同僚から知られずにすむため、FIREの本を読んでいることを知られて職場で物議を醸したり、妙な雰囲気にならずにすみます。
心配ならパスワードを設定することも可能なので安心です。
ちなみに僕はブックカバーは好きじゃないです。
読書に集中できる
機能が読書に特化している
Kindleはスマートフォン用の無料アプリもあるので、iPhoneで電子書籍を読むことも可能です。
しかしKindle Paperwhiteは読書専用端末として読書の機能しか持っていないので、
- LINEやメール、SNSのチェックで読書が中断されない
- ネットサーフィンやニュース閲覧などの誘惑がない
といったメリットがあり、読書に集中することができます。
とにかく情報過多の時代です。読書の時間ぐらい目の前の本に集中したいですよね。
辞書機能がついている
Kindle Paperwhiteには辞書機能が搭載されています。
読書していて知らない単語が出てきても、スマートフォンを取り出して調べる必要がありません。
ハイライト機能・栞機能
気になった文章にはハイライトをつけることが可能です。またハイライトは「クリップ」としてKindle Paperwhite内に蓄積されて行くので、後からハイライト部分のみを読み返すことも簡単にできますから、気になった文章に線を引いたり、スマートフォンでメモを作成したりする必要もありません。
また、栞機能もあり、後から目的のページに移動するのも簡単にできます。
もちろん、同時に複数の本を読み進めているとしても、読書中の本は読みかけた部分を自動で保持してくれるので次に開く時も読み進めたページを自動的に開いてくれます。
省スペース
Kindle Paperwhiteを導入することで省スペース化が実現できます。
本棚が不要になる
Kindle Paperwhiteの端末それ自体が本棚のようなものなので、本棚が不要になります。
首都圏の賃貸の家賃って高いですよね。部屋に本棚を用意するというのは、本棚のために家賃を負担しているようなものです。
だけど、その本棚の中の本って、一年でどれだけ読みますか?
Kindle Paperwhiteがあれば、読みもしない本のために家賃を払う必要がなくなります。
読み終わった本の保管や廃棄の手間がかからない
読み終わった紙の本、かさばりますよね。捨てるにしても保管しておくにしてもスペースは食うし重いしで色々と手間がかかります。
だけどKindle Paperwhiteならそのような手間やストレスとは無縁です。
まあこれは電子書籍全般ですね。
電車内で本を購入することができる
個人的にこれは革命的だと思いました。
Wifi搭載でスマートフォンとテザリングで接続することができるので以下のようなメリットがあります。
- 電車に乗っていて急に気になった本をその場で購入して読み始めることが可能
- 購入した本のストックが無くなってもすぐに購入できるので買いだめが不要
Kindle Paperwhiteとスマートフォンさえあれば、いつでもどこでも好きな時に好きな本を購入・ダウンロードして読むことが可能になります。
Kindle Paperwhiteの「ここはちょっとどうもなあ」
ここまでKindle Paperwhiteのいいところをご紹介してきましたが、次に「ここはちょっとどうもなあ」という不満ポイントをお伝えしていきたいと思います。
- 動作がもっさり
- イマイチな画面の操作性
- ハイライト機能に少し不満
- 電子書籍のラインナップ
以下、順にご説明していきます。
動作がもっさり
E-inkのレスポンスによるものだと思いますが、動作がとにかくもっさりです。
正直、最近のスマートフォンのヌルサクに慣れていると、結構なトロさにイラつくかもしれません。
僕は上で紹介したような数々のメリットと引き換えだから、と割り切っています。
イマイチな画面の操作性
上記のもっさり感と関連する部分もありますが、画面の操作性はお世辞にもよくないです。
たぶん、タッチする部分のセンサーの解像度があまり良くないのか、思っているボタンの隣のボタンが反応したりします。
読書中はページを繰る操作ばかりなのであまり問題になりませんが、設定をいじったりする場合は多少ストレスです。
ハイライト機能に少し不満
ハイライト機能は便利機能でもありますが、以下のように不十分だと感じる部分もあります。
- 思った部分にハイライトするのに手間がかかる
- 同一書籍内でハイライトできる文字数に上限がある
- ハイライト箇所にジャンプできたらいいのに
細かい点かもしれませんが、こんな不満があります。
特にハイライトの上限があることに気づいて、たくさんマークした本のハイライトが後半部分ぜんぶ無効になっていたことに気づいた時はまあまあショックでした。
電子書籍のラインナップ
アマゾンKindleの電子書籍はかなりのラインナップを網羅しています。
ただまだまだ電子書籍で読めない本も割とある印象を持っています。
昔の本はそうですし、以下のタイトルは僕は紙の書籍を購入しました。
- 『金持ち父さん、貧乏父さん』
- 『1億円貯める方法をお金持ち1371人に聞きました』
- 『株式投資の未来』
他にも読みたい本が電子書籍化されていないのがあります。
まあこれは出版社の都合なので、仕方ないと言えば仕方ないですね。
まとめ
というわけで長くなりましたが、電車内での読書にKindle Paperwhiteを導入したら読書ライフの快適さが爆上がりした話を、Kindle Paperwhiteの美点と欠点と共にご紹介しました。
電車内での読書の快適さに重点を置いた記事となりましたが、この記事が全ての読書好きの参考になり、快適な読書ライフの一助となれば幸いです!
それでは、また。
撮影機材:NIKON D750 + SIGMA ART 24-105mm F4 DG OS HSM
コメント