中国メーカーUlanziのアルカスイス互換クイックシューとクイックリリースプレートのセットを購入しました。
その結果、ストラップでの撮影と三脚使用での撮影の切り替えがスムーズになったのでご紹介します。
アルカスイスとは三脚に取り付ける雲台を製造販売している大手メーカーです。
同社の製品は高い評価を得ており、デファクトスタンダード的な地位を築いています。
そのため各社からアルカスイス製雲台で使用できる製品=アルカスイス互換品が販売されています。
今回、そんな中華製アルカスイス互換プレートを購入したのでレビューしてみます。
アルカスイス互換プレートを購入した理由
僕はピークデザインの大人気ストラップ、SLIDEを使用しています。
SLIDEの特長の一つ、たすき掛けができるという点。
たすき掛けを可能にしているのが、カメラ底部のネジ穴に装着するプレートです。
このプレートをカメラ底部のネジ穴に装着することでたすき掛けを実現できます。
カメラをたすき掛けすると非常に楽になるので気に入って常用しています。
しかしたまに三脚を使おうと思うと問題が発生します。
カメラ底部のネジ穴をピークデザインのプレートが占拠しているため、カメラを三脚の雲台に固定することができないのです。
そのため、ピークデザインのプレートは三脚を使用する度に脱着する必要が出てきます。
しかも写真の通り、六角のアーレンキーでの固定となっており、非常に面倒。
おかげで、ストラップを使用する時と三脚を使用する時で余計な手間がかかっていました。
今回、この余計な手間を解消することを目的に、Ulanzi クイックシュー、クイックリリースプレートを購入してみました。
結論としては大正解!
ストラップ使用と三脚使用の切り替えをストレスフリーで行うことができるようになりました。
Ulanziアルカスイス互換プレートの製品外観
まずは装着前に製品の外観などからご紹介していきたいと思います。
外箱など
外箱は意外と言っては失礼ですが、小綺麗でスタイリッシュなこんな感じでした。
開封してみてまたびっくり。柔らかく黒いビロード(?)っぽい緩衝材に包まれており高級感を演出する仕様。
取り出してみるとこんな感じです。作りはしっかりしていると思います。
冷たい金属の質感がいい感じ。
クイックリリースプレート
続いて雲台に装着するプレートです。
F38が製品名と思われます。「隼」の文字はこれは・・・?
裏面はこんな感じ。シリアルナンバーがありましたので処理してます。
ネジ径は1/4だけでなく3/8にも対応しています。
クイックシュー
最後にクイックシューです。
オモテ面は前出の写真に出ているので、ウラ面のみ。ウラにもシリアルナンバーがありました。
見ての通り4つの角それぞれにストラップ用の穴が空いているためピークデザインのアンカーリンクスを装着することが可能です。
Ulanziアルカスイス互換プレートの機能・操作
それでは雲台にプレートを装着する前にプレートのロック・ロック解除の操作について確認しておきましょう。
この手前側のボタンというかスイッチというか、これを引っ張って時計回りに90度回すとロック解除。
そこからさらに押し込むとクイックシューを取り外すことが可能になります。
ロックする際は、クイックシューを取り付けたらレバーを引っ張って反時計回りに90度回すとロック完了。
Ulanziアルカスイス互換プレートを実際に装着してみた
というわけでプレートをカメラ底部に装着してみました。
D750とはこのようなサイズ感とクリアランスです。
なんら問題はなさそう。
続いて三脚にクイックリリースプレートを装着していきます。
が、自分の場合もっぱら自宅内でのブツ撮りをメインにしているので使用中の三脚は量販店で数千円で購入したもの。
メーカー独自のクイックシューの上に重ねてクイックリリースプレートを装着しちゃってます!笑
まあ、ブレたりグラグラしたりなどはないので問題ないでしょう。
カメラを据えつけたらこんな感じ。
安定感は全然問題なく、ガッチリと保持してくれています。
据付操作も、クイックシューをシュルッと滑らせて入れるだけ。実に簡単。
これで準備は万端!完璧です。
あとはプレートをロックして早速試し撮り・・・
Ulanziアルカスイス互換プレート購入前の注意点
と、もしかして察しの言い方はお気づきでしょうか。
全然、完璧じゃないのです。
どういうことかというと。。。
指入らなくてロック・解除操作できね〜!!
カメラと三脚の純正クイックシューとの間がとても狭く、ロックレバーの操作が結構大変な感じです。
撮影には支障ないとはいえ、ちょっとこれは検討が不十分でした。
僕のような変則的な使い方(他のクイックシューの上にプレートを搭載するような)をする方は他にはあんまりいないと思うので関係ないかもしれませんが、もし購入をお考えの方は事前検討を十分に行った方が良さそうです。
まとめ:Ulanziアルカスイス互換クイックリリースプレートはオススメ
最後にオチがついてしまいましたが、これは製品やメーカーに落ち度はありません。
外でのストラップ使用での撮影と自宅での三脚使用での撮影の行ったり来たりを円滑にしたいという望みはバッチリと叶えられました。
これでまた撮影が捗りそうです。
肝心の製品は触ってみた感じなどでは十分な剛性を備えていそうだし、操作も十分にスムーズです。
ヒンヤリとした金属の質感もいい感じですし、これで3千数百円というのはさすが中華コスパという感じですね。
手を出しやすい価格だし、アルカスイス互換プレートをちょっと試してみたいという方には十分に検討の価値がある製品だと思いました。
それでは、また。
撮影機材:NIKON D5500 + AF-S Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-ED + GODOX TT600
コメント
コメント一覧 (4件)
ちょうどFALCAM F38導入を検討しておりました。
お使いのSLIK三脚のクイックシューはおそらく台形の足部分をはめ込むタイプだと思うのですが、
Ulanziのクイックシューが間のプレートを介さずそのまま付いたりしないかな?と
思っているのですがやはりサイズが異なりますでしょうか?
ご質問ありがとうございます。
コメント頂いた要領で試しに装着を試みましたが、カメラを固定することはできませんでした。
ちなみに三脚のクイックシューの嵌め込み部分のサイズはF38のクイックシューよりも大きく厚みもあります。
なおご参考までに私の使用している三脚はSLIKのGX6400というものです。
早速のご回答ありがとうございます!
同じクイックシューの三脚を持っているのですが、現物が近くになく寸法を確認できないためサイズを調べていたところに当記事を拝見しご質問した次第です。
ストラップタイプとの併用を考えていたのですが…、三脚をアルカスイス対応に代えるのが早いかも?(笑)
ありがとうございました!
三脚の利用頻度が高いのであればアルカスイス雲台の三脚に替える方がストレスも少なく良いかと思います。
私も三脚は買い替えようかと思っているところです。