WordPressブログを始めると自分のブログにどのくらいアクセスがあるのか気になりだします。
そんな時に有用になるのがGoogleアナリティクス。
恐らく多くのWordpressユーザーの方が導入されていると思います。
しかし、Googleアナリティクスは、初期設定では自分のブログへの自分のアクセスを集計データから除外するようになっていません。
自分のブログへの自分のアクセスはいくら集計しても意味がなく、言わばブログ運営上のノイズみたいなもの。
ノイズを除去するために、自分自身のアクセスを集計結果から除外するように設定する必要があります。
それが、内部トラフィック除外です。
内部トラフィック除外を設定しないと、こんなことが発生します。
- PVの大部分が実は自分のアクセスだった
- リアルタイムアクセスを見たときの「いつもいる1人」が実は自分だった
- その結果、自分のブログの本当のPVが分からない
ブログ運営にGoogleアナリティクスを活用しているあなたにとって内部トラフィック除外の設定は必須です。
今回のブログでは、内部トラフィック除外の方法を11枚の画像と共に解説します。
とても簡単に設定できると思いますので、ぜひやってみてください。
内部トラフィックとは
内部トラフィック除外の設定方法を解説する前に、内部トラフィックについて説明します。
トラフィック=traffic というのは、交通(量)、通行(量)、往来などの意味を持つ英語ですが、ITの世界では、アクセス数やデータ通信のことを言います。
内部トラフィックというのは内部の人(=ブログ運営者)がサイトへアクセスすることを言います。
つまり、内部トラフィック=自分のブログへの自分自身のアクセスです。
内部トラフィックを除外する必要性
ブログ運営では、自身のブログに意外に多くアクセスすることになります。
- 投稿後の記事確認
- リライトのための記事閲覧
- ブログデザインの変更作業→確認のための閲覧
- 個人的記録の読み返し
- etc
ブログを運営していれば必ず発生する自分自身のアクセス。
内部トラフィック除外の設定をしないと、Googleアナリティクスにはこれらのアクセスまでもが記録されてしまうことになります。
その結果、どの記事が人気があるのか、PVはどのくらいなのか、といった実態が掴めなくなってしまいます。
内部トラフィック除外の設定方法
Googleアナリティクスで内部トラフィックを除外するには、自分によるアクセスを除外するフィルターを設定する必要があります。
以下では、そのフィルターの設定方法を開設します。
手順は以下の2ステップです。
- 内部トラフィックを定義する
- 内部トラフィックを除外するフィルタを設定・
それでは、順に解説していきます。
内部トラフィックの定義づけ
まずはGoogleアナリティクスに「誰からのアクセスが内部トラフィックなのか」ということを教えてあげる必要があります。
そのための作業が「内部トラフィックの定義づけ」です。
早速Googleアナリティクスを開きます。
ホーム画面の左下の歯車のアイコンの「管理」をクリックします。
自分のブログのプロパティが選択されていることを確認し、「データストリーム」をクリック。
データストリームのリストが表示されたら「>」のボタンをクリック。
ウェブストリームの詳細が表示されるので、一番下までスクロールして「タグ付けの詳細設定」をクリック。
「内部トラフィックの定義」をクリック。
「作成」ボタンをクリック。
設定入力フォームが現れるので、必要事項を入力していきます。
- ルール名・・・「自宅」など、任意の設定
- traffic_typeの値・・・デフォルト値でOK(変更しない)
- IPアドレスのマッチタイプ・・・プルダウンメニューから適切なものを選択
- IPアドレスの値・・・自身のIPアドレスを入力
- 「作成」ボタンをクリック
マッチタイプは「IPアドレスが次と等しい」を選択するのが無難と思います。
以上で「内部トラフィックの定義」の作業は完了です。
作成した内部トラフィックルールが表示されるので、ルール名とtraffic_typeの値に誤りがないか確認して下さい。
モバイルからもアクセスすることが多い場合は、同じ手順でモバイルのIPアドレスも内部トラフィックの定義に追加して下さい。
フィルタの設定・有効化
次に内部トラフィックを除外するフィルタを設定していきます。
プロパティの画面を開きます。
①「データ設定」をクリック。
②「データフィルタ」をクリック。
内部トラフィック除外フィルタはデフォルトで用意されていますが、有効ではありません。
「>」のボタンをクリック。
- データフィルタ名・・・任意に変更可(デフォルト値でOK)
- フィルタオペレーション・・・「除外」を選択(デフォルト値でOK)
- パラメータ名・・・「internal」を設定(デフォルト値でOK)
- フィルタの状態・・・「有効」に変更
以上でフィルタの設定・有効化の作業は完了です。
「フィルタの状態」の変更は不可逆であるため最初に「テスト」のままで意図した通りのフィルタリングができること(今回の場合は内部トラフィックを除外すること)を確認した上で有効化することが推奨されています。
フィルタの状態をすぐに有効に変更することは非推奨ではありますが、僕個人的には今回のケースのような個人ブログの内部トラフィック除外程度なら大きな影響もないためすぐに有効化しても特段の問題はないと思います。
内部トラフィック除外フィルタの設定方法まとめ
以上がGoogleアナリティクスで内部トラフィック除外フィルタを設定する方法でした。
手順を大きくまとめると以下の2ステップです。
- 内部トラフィックを定義する
- 内部トラフィックを除外するフィルタを設定・
上記のように大きく2つのステップということで分解して捉えると理解しやすいです。
慣れない専門用語や画面が出てきてとっつきづらいかもしれませんが、ブログ初心者の方は最初にやっておくといいかなと思います。
それでは、また。
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