知識は常にアップデートし続けることが大事

最近、知識は常にアップデートし続けることが大事だと感じています。

今でこそ株式投資信託や米国個別株へ投資していますが、少し前までは自分には株式投資など無縁だと考えていました。

経済活動や株式市場に対して興味がないとか知識を全く持っていないわけではなかったのです。

問題は、学生時代に得た知識をアップデートしていないことでした。

目次

経済学部生だった大学時代

僕は地方国立大学の経済学部で大学時代を過ごしました。

経済学に加えて金融、会計、経営学なども一通り学び、経済システムや株式市場の知識は得ていました。

大学時代から続いていた僕の株式投資への認識

僕の大学時代の株式投資に対する認識は以下の通りでした。

大学時代の僕の株式投資に対する認識
  • 株式は単元株制度により最低売買単位は100株(または1,000株)で大きな元手が必要
  • 個別株の成績予測はプロでも不可能(ランダムに選んだ銘柄の成績とプロのファンドマネージャーの成績に大差がない)
  • 株価はランダム・ウォークする
  • 株式の配当金は利益(剰余金)が源泉であり、企業の業績が上下する以上、配当金も毎年確実にもらえるわけではない
  • 当時の投資信託は手数料がとても高い商品ばかり、かつ売買の繰り返しにより手数料負けすることが確実視されていた

個別株を購入する元手もない(貧乏学生でした)、個別株選定・運用はプロでも難しい、投資信託は手数料が高すぎるボッタクリファンドばかりかつ金融機関が度々の売買を勧めてきて手数料負け・・・

そんなものは自分には無縁だ!と思い、実際の株式投資というものを遠ざけてきました。

株式投資の知識をアップデートし、認識が変わりました。

しかし昨年の秋、結婚を契機に資産形成を真面目に考えるようになり、いろいろな書籍を読んだり情報収集を行う中で自分の認識が遅れていることを知りました。

大学では伝統的な経済理論や金融理論、会計学・経営学を学びましたが、実際の市場で上手く立ち回って儲けるにはどうするか?みたいなことは勉強していなかったのです。

当然、インデックス・ファンドの存在も知らず、米国個別株が1株から取引できるとか、米国株式市場がかなり効率的であるとか、知りませんでした。

株式投資に対する新たな認識
  • 個別株から取引できるサービスが登場、また米国株なら1株から取引が可能
  • 市場平均にトラックするインデックス・ファンドを使えば個別銘柄リスクをヘッジし多くのアクティブ運用を上回る成果をあげることが可能
  • 米国企業は連続増配銘柄が非常に多く、配当水準も国内株より高い銘柄が多い
  • つみたてNISAにより販売手数料が無料かつ信託報酬が格安の投資信託が登場

大学時代から10年以上続いていた「株式投資なんて自分には無縁」という認識が一気にひっくり返りました。

NISA・つみたてNISAに対する誤解

NISA・つみたてNISAに対しても誤解し、深く調べもしていませんでした。

NISAが開始した当初から制度の名称は知っていました。

NISAに対する当初の僕の認識
  • イギリスの小口投資税優遇制度ISAを真似した制度であること
  • Nippon版のISAだから「NISA」ということ
  • だが本家のISAに比較して税優遇や売買枠は見劣りする劣化版制度であること
  • 本家ISAの「イーサ」になぞらえてNISAは「ニーサ」と呼ばれているが、「NISAは普通ナイサって読むでしょ」と反発意識を持ってしまったこと

最後の読み方に対する反発意識はもう本当にくだらないイチャモンです。金融庁の皆様ごめんなさい。

ですからその後、NISAに続いてつみたてNISAが出てきた時も大した制度じゃないだろうとあまり真剣に調べもしませんでした。

どうせ自分には関係ない制度だ、と冷めた視線で見ていたのだと思います。

ところがつみたてNISAの開始を契機に、日本ではインデックス運用の低コスト投資信託が普及して行きます。

これは本来、僕のような給与所得者にはうってつけの制度であったはずなのです。

まとめ:知識は常にアップデートしよう

僕は昨年、つみたてNISAでの資産形成を開始しました。

つみたてNISAの制度開始は2018年1月ですから、ほぼ3年遅れとなります。

この間、毎月1万円でも2万円でも積み立てていれば・・・とは思いますが後悔先にたたず。

今後の将来に目を向けていきたいと思います。

自分が知っていると思っていることでも、それが最新の知識とは限らないというとっても当たり前のことを痛感しました。

その結果、大きな機会損失となっていることも多いかもしれません。

自分と密接に関連する事柄については常に知識をアップデートし続ける姿勢と意識が大事ですね。

それでは、また。

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